多職種チーム|国立病院機構熊本医療センター
精神科リエゾンチーム
平成29年5月より活動が開始となった新しいチームです。
精神科医、認知症看護認定看護師、臨床心理士、精神保健福祉士で構成されたチームです。入院患者さんの精神的問題(身体疾患に伴う、せん妄、不安や気分の落ち込み、イライラ等の精神症状)に対して、身体疾患の治療を担当する医師や看護師と協働し、患者さんへ精神的ケアを行います。そして普段から患者さんの精神面を支えている医療スタッフのサポーターとして貢献できればと思います。
NST(栄養サポートチーム)
NSTは医師・歯科医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・管理栄養士・歯科衛生士から構成され、栄養問題のある患者様を中心に回診し、問題点をアセスメントして対策をたてています。また、必要に応じて摂食・嚥下対策チーム、褥瘡対策チーム等と連携して総合的な治療を目指しています。更に、栄養管理・治療に関する研究発表会や講習会を定期的に開催し知識の習得向上に努めています。
褥瘡対策チーム
皮膚科医師、認定看護師が中心となり、 褥瘡予防対策マニュアルを改訂したり、 毎週褥瘡回診をして、 発生状況の把握・報告や、 褥瘡予防・発生状況報告書の検討などを行い、リンクナースとともに褥瘡発生予防や褥瘡ケアに取り組んでいます。
院内感染対策チーム
院内感染対策チーム(Infection Control Team:ICT)は医師(ICDを含む)、看護師(感染管理認定看護師を含む)、臨床検査技師、薬剤師、事務職で構成されています。実動部隊として感染症発生状況の把握、治療・対策の助言、また教育・啓蒙を行うことで、医療関連感染の低減を目指しています。
緩和ケアチーム
緩和ケアチームとは、がんと診断された時から、患者・ご家族さまの身体や心のつらさ、生活上の困りごとに対して、安心して治療や療養を受けられるように主治医や病棟看護師と一緒に支援するためのものです。
チームメンバーは、内科医師・精神科医師・放射線科医師・麻酔科医師・歯科医師・歯科衛生士・薬剤師・看護師・医療ソーシャルワーカー・理学療法士・栄養士・公認心理師で構成され、状況に応じ他部門の職種に協力を依頼し、毎週1回、合同カンファレンスの開催やチームによるラウンドを実施しています。
RST(呼吸ケアサポートチーム)
平成23年1月よりRST活動が開始となりました。チームメンバーは、呼吸器内科医師・臨床工学士・理学療法士・看護師(救急看護認定看護師、集中ケア認定看護師)で構成されています。当院に入院されている人工呼吸器装着患者を対象とし、安全管理面や早期呼吸リハビリテーションへの介入を行っています。安全で適切な人工呼吸器管理ができるよう目指しています。
摂食嚥下チーム
「口腔ケアを充実して、安全に経口摂取を行うこと」を目的として、口腔内観察と摂食嚥下機能評価を行っています。KTバランスチャートを使用して、多面的な視点で包括的に評価し、安全な経口摂取の方法について多職種でカンファレンスを行っています。
メンバーは医師、歯科医師、摂食・嚥下障害看護認定看護師、病棟看護師、歯科衛生士、言語聴覚士、理学療法士、管理栄養士で構成し、毎週火曜日にラウンドを実施しています。
排尿ケアチーム
排尿症状は日常生活に様々な支障をきたす症状の一つです。特に入院中に治療上必要となった尿道留置カテーテルを抜去した後の排尿症状に対して排尿ケアチームが関り、患者様に合った排尿自立を目指し活動しています。
排尿ケアチームは、泌尿器科医師と理学療法士、皮膚・排泄ケア認定看護師、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師、専任研修を修了した看護師で構成しています。週1回(火曜日)排尿ケアチームが対象患者様のカンファレンスを行った後に患者様からお話をお伺いしながらその方に合った排泄方法を考え実践していきます。
治験センター
CRC(Clinical Research Coordinator)は、治験責任医師等の業務に協力し、治験が適正に円滑に出来るように、診療部門の病院スタッフと連携をとりながら、治験全体をコーディネーションする役割を担っています。倫理性、科学性、信頼性を確保しながら、納得した上で患者が治験に安心して参加できるよう身体的・精神的・社会的サポートを行っています。