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血管造影|診療放射線科|国立病院機構熊本医療センター

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診療放射線科

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血管造影

カテーテルという細い管を大腿部または上腕部などの血管内に入れ、造影剤という薬を血管に流しながら、エックス線にて連続撮影をする検査です。カテーテルを目的の血管まで到達させることで、血管の状態や血液の流れを確認でき、腫瘍の性質などを調べることができます。
適応される部位は、頭、肝臓、心臓、四肢血管など、ほぼ全身の血管となります。
また、検査だけではなく、狭くなった血管を広げたり(血管拡張術)、腫瘍を栄養する血管を詰めたり、臓器の出血を止める(動脈塞栓術)などの治療にも応用されています。このことをIVR( Interventional Radiology )といい、皮膚を大きく切開する外科的手術に比べ、身体への負担が少なくて済みます。
検査風景
血管造影
血管造影装置が更新されました
バイプレーンの新しい血管造影装置(東芝メディカルシステムズ社:Infinix Celeve-i)が、今年度4月3日付で稼働し始めました。
バイプレーンとは、X線管球とフラットパネル検出器が2セット搭載されているシステムのことであり、1回の造影剤注入で2方向を同時に撮影することができます。シングルプレーンと比較すると、造影剤減量と被ばく低減が可能であり、患者負担の軽減につながります。バイプレーンのCアームセッティングは、当院の放射線科、脳神経外科、循環器内科、腎臓内科の各診療科の術式に対応できるバリエーションが多いものとなっています。特に脳神経外科や循環器内科の分野ではバイプレーンで手技を行うことにより、より効率的に手技を行うことが可能で、脳血管内治療など最先端の治療手技にも対応できるようになります。
その他、従来装置と比較すると、透視画像の画質向上のための画像処理や被ばく低減のための機能を有し、3D撮影の高速・高精細収集、CT like imageの各種画像補正や金属アーチファクト低減など全体的に性能が底上げされています。また、付属のワークステーションでは3D処理や塞栓ガイドのための栄養血管同定に即座に対応でき、CTボリュームデータからIVR支援画像を作成することができます。このIVR支援画像は、血管造影装置においてCアーム回転角度追随、テーブル位置追従します。これら機能を利用することで、より迅速で確実な治療が可能となります。
今後はこの装置の性能を最大限に活かし、難しい症例や新たな治療手技が増えていくものと期待しています。
主任診療放射線技師 深松昌博
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主な血管造影検査

心血管造影検査(心臓カテーテル検査)
心臓の形態や心臓の弁の動き、心臓を栄養する血管(冠状動脈)の状態 を観察する検査で、血管の狭いところがあれば治療を行います。
脳血管造影検査
脳動脈瘤、脳梗塞などの脳血管性病変や脳腫瘍性病変の存在・質的診断を行います。
腹部血管造影検査
腹部の血液の流れを観察して肝臓、腎臓、膵臓などの疾患の状態を調べます。必要があれば、薬を注入したり、血管を閉塞させたりする治療を行います。
その他
各種疾患に応じた様々な部位の血管造影があります。
血管造影
血管造影
頭部血管
血管造影
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検査時間

検査の所要時間は1時間程度、治療度行う場合は2時間以上かかることもあります。
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検査についての注意事項

  • 一部の検査を除き、入院して行います。
  • 検査当日は絶食することがあります。
  • 検査は局所麻酔下で行いますが、カテーテルを挿入するときの圧迫感や、造影剤が体内に注入された時に灼熱感(体が熱くなる感じ)を伴います。
  • 心臓の検査を行う場合、カテーテルによる刺激で動悸を感じることがあります。
  • 検査中は体を動かすと非常に危険ですので、何かあれば周りのスタッフに口頭でお伝えください。
  • 検査後は数時間安静にしていただく必要があります。
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血管造影検査における放射線技師の役割

血管造影検査において放射線技師は、放射線機器装置の操作・管理を行い、医師がスムースに検査・治療が出来るように、検査中に必要な画像を迅速に表示しています。検査中の患者さまの状態を心電図、心内圧より把握し、安心して検査が行われるように目を配っています。また、患者さま、および術者(医師)の被ばくが最小限になるように被ばく低減にも心がけています。
血管造影検査は検査が円滑に行われるように、医師、看護師らとともに連携を図る必要があり、チームワーク医療に努めています。
国立病院機構熊本医療センター
860-0008 熊本県熊本市中央区二の丸1-5
TEL:096-353-6501 FAX:096-325-2519
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