研修プログラム|臨床研修|国立病院機構熊本医療センター
臨床研修プログラム
2021年度研修プログラム説明動画
2021年度研修プログラム
研修プログラムの特色
- 熊本医療センターは、救急医療では救命救急センター・災害拠点病院に指定され、がん診療では地域がん診療連携拠点病院に指定されています。救急診療からがん診療まで幅広く研修を行うことができます。
- 救命救急センターは、全国でもトップクラスとなる年間約9,000台の救急車を受け入れており、豊富な症例を通してプライマリ・ケアから救命救急医療の研修を行うことができます。
- 2020年1月オープン予定の救急医療トレーニングセンター(スキルラボ)は様々なシミュレーターを保有しており、シミュレーションモデルを用いたスキル・トレーニングを実施することができます。研修医対象に縫合実習、超音波ガイド下血管穿刺、救急蘇生法、外傷初期診療などの研修を実施しています。
- 毎年米国医師を招聘し、研修医対象に北米型レジデント研修を実施しています。英語によるプレゼンテーションやケースカンファレンスを研修します。また、EBMセミナーでは、臨床研究の基礎やその他EBMに関する様々なことを学ぶことができます。
- 地域医療支援病院に指定されており、多くの紹介患者が来院し、全国でも有数の開放型病院登録医数を誇っています。地域の医療機関との連携も大切にしており、充実した地域医療研修を行うことができます。
- 地域医療研修センターでは、年間約2,600回の研修が開催されております。臨床病理検討会(CPC)や救急症例検討会、特別講演、診断と治療講座、心電図・人工呼吸器セミナーなど、多くの研修会が公開講座として実施されております。これらの研修に研修医は自由に参加することができます。
総合研修プログラムとプライマリケア研修プログラム
- 総合研修プログラム
熊本医療センターで2年間の研修を行います。 - プライマリケア研修プログラム
熊本医療センターで1年次と2年次の1~3月を合わせた15か月間の研修を行います。
2年次の4~12月は、2年次研修病院(グループA病院から1病院、グループB病院から1病院を選択)で合計9か月間の研修を行います(グループA病院で約7カ月、グループB病院で約2カ月)。
必修分野
研修分野 | 研修基幹 |
内科 | 6週間×3診療科(1年次)および6週間×1診療科(2年次) ※熊本医療センターでは、腎臓内科、血液内科、腫瘍内科、糖尿病・内分泌内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、脳神経内科から選択する。 ※プライマリケア研修プログラムでは、6週間×1診療科(2年次)を2年次研修グループA病院にある内科で研修を行う。1つのグループA病院に、研修医1名までとする。 |
外科 | 6週間(1年次) |
小児科 | 4週間(1年次) |
産婦人科 | 4週間(1年次)および1週間(2年次) *うち、2年次の1週間は指定の臨床研修病院群で産科研修を行う |
精神科 | 4週間(1年次) *精神科外来、精神科リエゾンチームでの研修を含む |
救命救急科 | 4週間(1年次)および6週間(2年次) ※プライマリケア研修プログラムでは6週間(2年次)を2年次研修グループA病院で研修を行う。1つのグループA病院に、研修医1名までとする。 |
麻酔科 | 6週間(1年次) ※気道管理・呼吸管理、急性期の輸液・輸血療法、血行動態管理法についての研修を含む |
一般外来 | 2週間(1年次)および2週間(2年次) ※初診患者の診療および慢性疾患の継続診療を含む ※1年次は熊本医療センター総合診療科で、救命救急科研修中に並行研修を行う ※2年次は地域医療研修中に並行研修を行う |
地域医療 | 総合研修プログラム:4~5週間(2年次) ※「一般外来」「在宅医療研修」「地域包括ケアの実際の学習」を必ず含む ※1つの地域医療研修先には原則研修医2名までとする |
プライマリケア研修プログラム:8週間(約2カ月)(2年次) ※「一般外来」「在宅医療研修」「地域包括ケアの実際の学習」を必ず含む ※2年次研修グループB病院で研修を行う ※1つのグループB病院に、研修医1名までとする |
選択分野
総合診療科 | 腎臓内科 | 血液内科 | 腫瘍内科 |
糖尿病・内分泌内科 | 呼吸器内科 | 感染症内科 | 消化器内科 |
循環器内科 | 脳神経内科 | 外科 | 心臓血管外科 |
脳神経外科 | 整形外科 | 形成外科 | 精神科 |
小児科 | 皮膚科 | 泌尿器科 | 産婦人科 |
眼科 | 耳鼻咽喉科 | 放射線科 | 病理診断科 |
救命救急科 | 麻酔科 | 歯科口腔外科 | 地域医療 |
※プライマリ研修プログラムでは、2年次研修病院にある診療科も含む |
ローテーションの実際
1年次 | 熊本医療センター | |||||||||||
内科6週×3診療科、外科6週、麻酔科6週、救命救急科4週、一般外来2週(救命救急科研修中に並行研修)、精神科4週、小児科4週、産婦人科4週 ※オリエンテーション、GW、年末年始は、必修分野の期間としてカウントしない | ||||||||||||
2年次 | 熊本医療センター | |||||||||||
内科6週×1診療科、救命救急科6週、産婦人科1週、地域医療4~5週(一般外来2週を含む)、選択35~36週 ※GW、年末年始は、必修分野の期間としてカウントしない ※産婦人科研修は指定の床研修病院群で産科研修を行う |
1年次 | 熊本医療センター | |
内科6週×3診療科、外科6週、麻酔科6週、救命救急科4週、一般外来2週(救命救急科研修中に並行研修)、精神科4週、小児科4週、産婦人科4週 ※オリエンテーション、GW、年末年始は、必修分野の期間としてカウントしない | ||
2年次 | 2年次研修病院(4-12月) グループA病院(約7か月)/グループB病院(約2カ月) | 熊本医療センター (1-3月) |
<グループA病院(1つのグループA病院に対して研修医1名まで)> 内科6週×1診療科、救命救急科6週、選択約17週 <グループB病院(1つのグループB病院に対して研修医1名まで)> 地域医療8週(一般外来2週を含む) <指定の臨床研修病院群> 産婦人科1週間 ※GW、年末年始は、必修分野の期間としてカウントしない | 選択約12週 |
その他の必修研修
研修内容 | 具体的な研修例 | |||||||||||
感染対策 | 感染対策研修会への参加 感染対策に関する講義の受講 ICTラウンドへの参加 | |||||||||||
予防医療 | 検診・予防接種業務への参加 | |||||||||||
虐待への対応 | 虐待に関する講義の受講 | |||||||||||
社会復帰支援 | 退院支援への積極的参加 | |||||||||||
緩和ケア | 緩和ケアを必要とする患者を担当 緩和ケアチームの活動への参加 緩和ケア講習会の受講 | |||||||||||
アドバンスケア プランニング(ACP) | ACPを踏まえた意思決定支援の場への参加 ACPに関する講習会の受講 | |||||||||||
臨床病理検討会 (CPC) | 剖検への立ち合い CPC(主体的参加、症例提示、ディスカッション) レポート(臨床経過、病理解剖診断、CPCでの討議を踏まえた考察の記録を含む) |
臨床研修病院群
地域医療研修 | |||||
医療機関名 | 研修期間 (週間) | 在宅医 療研修 | 地域包括 ケア研修 | 慢性期・回復期 病棟研修 | 一般外来研修 (2週間) |
熊本市立植木病院 | 5 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
国立病院機構熊本南病院 | 4 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
山鹿市民医療センター | 4 | 〇 | 〇 | 〇(整形外科) | 〇 |
菊池郡市医師会立病院 | 4 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
阿蘇医療センター | 4 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
小国公立病院 | 4 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
そよう病院 | 4 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
水俣市立総合医療センター | 4 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
あけぼのクリニック | 4 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
春日クリニック | 4 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
松本外科内科医院 | 5 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
新町いえむらクリニック | 4 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
天草市立牛深市民病院 | 4 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
その他の研修 | |||||
医療機関名 | 研修分野 | ||||
慈恵病院 | 産婦人科(選択分野) | ||||
福田病院 | 産婦人科(必修分野)、新生児科(選択分野) | ||||
国立病院機構菊池病院 | 精神科(選択分野) | ||||
日隈病院 | 精神科(選択分野) |
2年次研修 グループA病院 | |||||
医療機関名 | 研修分野 | ||||
荒尾市民病院 | 内科(6週間)、救命救急科(6週間)、選択分野 | ||||
公立玉名中央病院 | 内科(6週間)、救命救急科(6週間)、選択分野 | ||||
水俣市立総合医療センター | 内科(6週間)、救命救急科(6週間)、選択分野 | ||||
2年次研修 グループB病院(地域医療研修) | |||||
医療機関名 | 研修期間 (週間) | 在宅医 療研修 | 地域包括 ケア研修 | 慢性期・回復期 病棟研修 | 一般外来研修 (2週間) |
山鹿市民医療センター | 8 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
阿蘇医療センター | 8 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
小国公立病院 | 8 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
そよう病院 | 8 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
水俣市立総合医療センター | 8 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
その他の研修 | |||||
医療機関名 | 研修分野 | ||||
慈恵病院 | 産婦人科(選択分野) | ||||
福田病院 | 産婦人科(必修分野)、新生児科(選択分野) | ||||
国立病院機構菊池病院 | 精神科(選択分野) | ||||
日隈病院 | 精神科(選択分野) | ||||