呼吸器内科|国立病院機構熊本医療センター
部門紹介 > 診療部
呼吸器内科
呼吸器内科部長あいさつ
呼吸器内科は細菌性肺炎や気管支喘息など特に年齢を問わない疾患から、喫煙に伴う肺気腫や日本国内での死亡原因1位である肺癌など皆さんに広く知られた疾患を主に扱う科です。症状も発熱や咳、痰から呼吸困難など比較的よく自覚されることの多いものから発症します。症状・疾患共に割とありきたりのように思われますが、先ほど述べたように肺癌は日本での死亡原因1位であり、高齢者においては肺炎も死亡に至る主な要因です。また、喫煙者において肺気腫は高頻度で発症します。早期に対応、もしくは早期に発見することで様々なリスクを回避することが、呼吸器に限らずではありますが、非常に大事なことです。
御近所の診療所・クリニックより当科受診を勧められた際には早期の受診をお勧めします。一緒に治療をしていきましょう。
呼吸器内科部長 名村亮
診療内容・特色
肺炎、気管支喘息、肺気腫、肺癌といった一般の方が比較的耳にすることが多い疾患から間質性肺炎などのより専門的な疾患についても対応しています。開業医の先生方からの御紹介をいただき地域支援病院としての役割を果たしながら、急性期救命救急病院でもあるため、迅速且つ的確な診療を行い患者さんの救命・回復に努めています。
現在は常勤医の他、熊本大学付属病院などの先生方の御協力の元外来診療を行っており、入院については他科と連携を取りながら診療を行っております。
医療設備
気管支鏡
症例数・治療・成績
令和4年度の呼吸器内科診療実績は、外来患者数1531名で、その殆どが患者さんの近隣にある診療所や病院からの御紹介となっています。また入院患者数は253名であり、平均在院日数は16.8日です。その内半数以上が当院救急外来を経由して入院しています。そのことは当科で対応する疾患の多くが急性期のものであるということです。
肺癌、間質性肺炎などの診断のため気管支鏡検査も精力的に行っています。令和4年度の気管支鏡検査件数は90件でした。
呼吸器領域の勉強会や学会にも積極的に参加し、新たな知識を得るなどその知識を深める努力も行っています。
その他、臨床治験にも積極的に参加しています。
スタッフ紹介
職名 氏名 免許取得年 | 専門医 所属学会 など | 専門分野 |
呼吸器内科部長 呼吸器センター長 ナムラ リョウ 名村 亮 平成14年 | 日本内科学会 日本呼吸器学会 日本呼吸器内視鏡学会 日本内科学会認定医 日本呼吸器学会専門医 臨床内科指導医 | 呼吸器内科 |
感染症内科部長 呼吸器内科医長 国際医療協力センター長 オノ ヒロシ 小野 宏 平成13年 | 日本内科学会指導医・認定医 日本内科学会総合内科専門医 日本呼吸器学会指導医・専門医 米国内科学会(ACP)フェロー(FACP) 米国胸部疾患学会(ACCP)フェロー(FCCP) 日本呼吸器学会推薦インフェクションコントロールドクター(ICD) 医学博士(東京医科歯科大学統合呼吸器病学) | 呼吸器内科 一般感染症 内科一般 COVID-19診療 国際医療協力 |
呼吸器内科特別診療役 ハラ ヒデキ 原 英記 昭和54年 | 医学博士 日本内科学会認定内科医 日本内科学会総合内科専門医 | 呼吸器内科 |
今後の目標・展望
限られた人員で現在診療を行っていますが、できる限り広く他院からの紹介を受け入れ、より多くの患者さんの診療にあたりながら地域医療に貢献したいと考えています。