心臓血管外科|国立病院機構熊本医療センター
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心臓血管外科
心臓血管外科部長あいさつ
2022年4月から心臓血管外科勤務となりました岡本健と申します。当院には2度目の赴任となりますが、なにぶん10数年ぶりに戻ってきましたので心機一転、気持ちを新たにして仕事に臨んでまいります。
当科は旧国立病院時代から心臓病や血管疾患に対する治療を循環器内科と共に行っていました。同じ疾患を扱う科であるためお互い協力しながら治療に当たっていましたが、2009年9月の新病院移転を機に心臓・血管センターとして運営することができるようになりました。ICUから独立したCCUを中心とした集中管理体制ができたことにより、循環器内科と心臓血管外科がチームとなり心臓疾患治療の向上が得られました 。大血管や末梢血管への治療アプローチも共同しておこなえる体制となっています。田中睦郎副部長と共に、前任地での経験を活かして循環器疾患ならびに病院と地域医療に貢献できるよう精一杯努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
心臓血管外科部長 岡本健
診療内容・特色
当科では、主に虚血性心疾患、弁膜症、胸部大動脈瘤、急性大動脈解離などの心臓大血管手術、及び腹部大動脈瘤や閉塞性動脈硬化症による下肢バイパスなどの末梢血管手術を行っています。 また、胸部大動脈瘤や腹部大動脈瘤の治療は、開胸手術や開腹手術のリスクが高い方などに対し、低侵襲治療である血管内治療(ステントグラフト内挿術)を積極的に取り入れています。
さらに、心臓血管センターとして、専門病棟内にCCUを完備しモービルCCUでの受け入れや救急搬送に対して循環器内科と共同で診察を行い、24時間体制を行っています。
医療設備
CCU 4床、ICU 6床、心臓カテーテル室 3室、心臓超音波装置 3台、IABP 4台 PCPS 2台、モービルCCU 2台
症例数・治療・成績
2023年4月1日から2024年3月31日までの手術症例は、開心術14例、腹部大動脈手術16例(ステントグラフト14例 開腹手術2例)、末梢動脈手術23例 その他4例です。
胸部大動脈瘤や腹部大動脈瘤症例ではステントグラフト手術を優先しています。
スタッフ紹介
職名 氏名 免許取得年 | 専門医 所属学会 など | 専門分野 |
心臓血管外科部長 オカモト ケン 岡本 健 平成4年 | 心臓血管外科学会修練指導医 心臓血管外科学会専門医 日本外科学会専門医・指導医 日本脈管学会指導医 腹部ステントグラフト指導医 胸部ステントグラフト指導医 下肢静脈瘤に対する血管内焼却術指導医 外科学会 心臓血管外科学会 胸部外科学会 血管外科学会 循環器学会 | 心臓血管外科一般 大動脈外科 (胸部、腹部、血管内ステントグラフト治療) 血管外科 (末梢動脈) |
心臓血管外科副部長 タナカ ムツオ 田中 睦郎 平成14年 | 心臓血管外科学会修練指導医 心臓血管外科学会専門医 日本外科学会専門医・指導医 日本集中治療学会専門医 胸部外科学会 救急医療学会 循環器学会 | 心臓血管外科全般 |
今後の目標・展望
当院では心臓血管外科または循環器内科医師が24時間対応することが可能となっており、心臓血管疾患の救急対応のレベル向上を目指していきます。