心臓血管外科|国立病院機構熊本医療センター
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心臓血管外科

心臓血管外科部長あいさつ

旧国立病院時代からは、心臓病や血管疾患に対する治療を循環器、心臓血管外科がそれぞれ行っていました。同じ疾患を扱う科であるためお互い協力しながら治療に当たっていましたが、2009年9月の新病院移転からは心臓・血管センターとして運営することができるようになりました。ICUから独立したCCUを中心とした集中管理体制ができ、循環器内科と心臓血管外科がチームとなることで心臓大血管疾患の治療の向上がえられ、大血管や末梢血管への治療アプローチも共同しておこなえる体制となっています。
心臓血管センター長 心臓血管外科部長 岡本実

診療内容・特色
当科では、主に虚血性心疾患、弁膜症、胸部大動脈瘤、急性大動脈解離などの心臓大血管手術、及び腹部大動脈瘤や閉塞性動脈硬化症による下肢バイパスなどの末梢血管手術を行っています。 また、胸部大動脈瘤や腹部大動脈瘤の治療は、開胸手術や開腹手術のリスクが高い方などに対し、低侵襲治療である血管内治療(ステントグラフト内挿術)を積極的に取り入れています。
さらに、心臓血管センターとして、専門病棟内にCCUを完備しモービルCCUでの受け入れや、救急搬送に対し、循環器内科と共同で診察を行い、24時間体制を行っています。

医療設備
CCU 4床、ICU 6床、心臓カテーテル室 2室、心臓超音波装置 3台、IABP 4台 PCPS 2台、モービルCCU 2台

症例数・治療・成績
2020年4月1日から2021年3月31日までの手術症例は、開心術 40例 胸部大動脈瘤ステントグラフト挿入術 5例 腹部大動脈瘤手術 18例(ステントグラフト 14例 開腹手術 4例) 下肢末梢動脈手術 6例 その他 20例です。
胸部大動脈瘤や腹部大動脈瘤症例ではステントグラフト手術を優先しています。

スタッフ紹介
職名 氏名 免許取得年 | 専門医 所属学会 など | 専門分野 |
心臓血管センター長 心臓血管外科部長 技術開発研究室長 オカモト ミノル 岡本 実 昭和59年 |
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心臓血管外科副部長 タナカ ムツオ 田中 睦郎 平成14年 |
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今後の目標・展望
当院では心臓血管外科または循環器内科医師が24時間対応することが可能となっており、心臓血管疾患の救急対応のレベル向上を目指していきます。