院内フォーミュラリー|薬剤部|国立病院機構熊本医療センター
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院内フォーミュラリー
フォーミュラリーとは、医療機関において患者に対して最も有効・安全で経済的な医薬品の使用方法とされ、欧米を中心に1990年代から導入されている医薬品マネジメントの手法です。
わが国でも2019年の中央社会保険医療協議会でも取り上げられ、医療の効率化等の観点から本格導入に向けて機運が高まっています。フォーミュラリーに厳密な定義はなく、有効性、安全性の観点から、一般的治療において選択されるべき医薬品の推奨リストといわれています。
当院においても、2022年10月より院内フォーミュラリーを導入しています。
目的
- 薬物治療の質維持・標準化
- 限られた医療資源の有効活用
有効性と安全性が同等な既存治療で疾患コントロールが可能な場合は、経済性を考慮してより安価な薬剤を選択することで、患者および医療機関の医療費を削減することができます。
当院の取り組み
院内フォーミュラリーは、得率行政法人機構 標準的医薬品検討委員会において策定されNHOフォーミュラリーをもとに、当院薬事審査委員会担当薬剤師と各診療科と協議の上、最終的に薬事審査委員会で承認され院内に公開しています。
【院内フォー ミュラリ一覧】
注意事項
・院内フォーミュラリはあくまで推奨であり、医師の裁量権を侵害するもではありません。
・有効・安全で経済的な薬物療法を支援するための院内ガイドラインであり、推進薬で対応できない場合は個別での対応になります。
・本フォーミュラリーを、企業のプロモーション等に利用しないでください。