リハビリテーション科|国立病院機構熊本医療センター

リハビリテーション科

リハビリテーション科部長あいさつ

日本におけるリハビリテーションの歴史は実はそこまで古いものではなく、医療サービスとしてのリハビリテーションという言葉が使用され定義づけられたのも平成4年の1992年の医療法の改定の時でした。私が平成2年に当院に赴任した時は理学療法士2名のみでしが、今ではリハビリテーションの医療における役割は大きく変わり、整形外科領域以外に、神経内科、呼吸器内科、消火器系、更に心血管外科など他科の占める割合が大きくなっています。現在当院には理学療法士8名 作業療法士2名 言語聴覚士2名が在籍し、主に運動器リハ(年間約1700例)、脳リハ(約900例)、呼吸器リハ(約900例)をメインとして急性期症例に対応しています。更に新病棟完成後には心臓リハビリテーションも可能となります。
急性期リハビリテーションは治療の早い段階で体を動かすことで、寝たきりの防止や後遺症の軽減に努めることができるとされ、また廃用症候群になることを防げるだけでなく、次のステージに進んだ時にスムーズに回復につながる橋渡しになります。その橋渡しの手段としては全国に先駆け連携パスを作成しH16年より使用し全国のモデルケースとしてさらなる連携強化にも取り組んでいます。スタッフ一同、力を合わせて頑張っていきますので今後ともよろしくお願いいたします。
リハビリテーション部長 福元哲也

診療内容・特色
当院リハビリテーション科は、骨・関節疾患、脳血管疾患、神経・筋疾患、開胸術後の症例を対象に急性期リハビリテーションを実施しています。平均在院日数が12.5日と短いので早期リハビリテーション対象者には、土曜日、ゴールデンウイーク、年末年始など、休日のリハビリテーションも実施しています。また、地域医療における高度急性期病院として救命救急センターでのベッドサイドリハビリテーションに対しても、積極的に取り組んでいます。さらに、大腿骨頚部骨折や脳卒中患者など治療期間が長くなる症例は他施設へ転院して継続リハビリテーションが行われる事が多いため、転院先となる回復期病院と連携をとりながら、地域連携クリティカルパスの開発と改訂を行い医療の質と向上に努めています。

業務内容
骨・関節疾患のリハビリテーション
大腿骨頚部骨折などの骨折症例では、術前より身体機能が低下しないように筋力維持練習より関わり、術後は原則的にクリティカルパスによる術後翌日より座位・起立練習などの超急性期のリハビリを実施しています。人工膝関節置換術(TKA)は、術後翌日より座位練習・起立練習・関節可動域運動を実施しています。人工股関節置換術(THA)は、術後翌日より座位練習、自動介助運動からの筋力増強運動、状態にもよりますが歩行器歩行練習を実施しています。また、頚椎症、腰部脊椎間狭窄症などの脊椎疾患の術後も、術後翌日より座位練習、状態にもよりますが起立・歩行練習などをカラーやコルセット等の装具なしで早期離床を目的としたリハビリテーションを実施しています。
脳血管疾患のリハビリテーション
脳梗塞、脳出血の症例では、発症3日以内に床上動作、起居動作、座位バランス練習など、超急性期のリハビリテーションを実施しています。

実績
リハビリテーション処方件数
2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
運動器 | 1,032 | 1,050 | 998 | 1,068 | 990 | 871 |
脳血管 | 1,820 | 2,101 | 1,999 | 2,177 | 1,989 | 1,866 |
廃用症候群 | - | - | 288 | 379 | 462 | 484 |
呼吸器 | 267 | 274 | 341 | 376 | 419 | 441 |
がん | 41 | 164 | 162 | 203 | 206 | 103 |
摂食 | 15 | 6 | 7 | 3 | 5 | 3 |
合計 | 3,175 | 3,595 | 3,795 | 4,206 | 4,071 | 3,768 |
リハビリテーション科業績
2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
学会発表 | 7 | 10 | 7 | 9 | 5 | 5 |
論文発表 | 1 | 2 | 5 | 2 | 4 | 2 |
合計 | 9 | 12 | 12 | 11 | 9 | 7 |

スタッフ紹介
職名 氏名 免許取得年 | 専門医 所属学会 など | 専門分野 |
整形外科部長 リハビリテーション科部長 フクモト テツヤ 福元 哲也 平成元年 |
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リハビリテーション科副部長 チュウマ ハルヒコ 中馬 東彦 平成7年 |
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理学療法士:8名
作業療法士:2名
言語聴覚士:2名
呼吸療法認定士 4名
心臓リハビリテーション指導士 1名
がんリハビリテーション研修終了療法士 7名

施設認可
- 心大血管疾患リハビリテーション II
- 脳血管疾患等リハビリテーション II
- 廃用症候群リハビリテーション II
- 運動器リハビリテーション I
- 呼吸器リハビリテーション I
- がん患者リハビリテーション
臨床実習施設
- 九州看護福祉大学
- 熊本保健科学大学(ST)
- 熊本総合医療リハビリテーション学院
- 九州中央リハビリテーション学院