放射性リガンド療法このページを印刷する - 放射性リガンド療法

プルヴィクトによる放射性リガンド療法

2026年4月から熊本医療センターにおいて「去勢抵抗性前立腺癌」に対する新しい治療法としてプルヴィクト®による放射性リガンド療法を開始いたしました。放射性リガンド療法は、放射線を放出する薬を投与して、体の中で放射線をがん細胞に照射し、がん細胞を攻撃する治療です。
プルヴィクトは前立腺癌の細胞表面の前立腺特異的膜抗原(PSMA)と結合し、がん細胞の内部に取り込まれ、ベータ線およびガンマ線という放射線を放出します。プルヴィクト®を投与できるのは、PSMAが陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌の患者さんです。プルヴィクトの投与前に、PSMAが陽性かどうか、すなわち、プルヴィクトによる治療の対象となるかどうかを専用の検査(PSMA-PET検査)で確認します。臨床試験では92%の患者さんがPSMA陽性と判定されました。PSMA-PET検査については他施設(熊本大学病院など)で行い、プルヴィクト®治療の適応があれば当科で行っております。
プルヴィクト®は6週間ごとに計6回投与します。全体の治療期間は約8か月間となります。プルヴィクト®の投与後、体から放出される放射線量を測定し、一定基準以下になるまで入院します。個人差がありますが、滞在する期間は約2日です。適応の患者様がいらっしゃいましたらご紹介の程宜しくお願いいたします。また、その他の詳細は、当科までおたずねください。