診療実績
症例数・治療・成績
令和4年度年間検査症例数はCT29,847名、MRI7,101名、核医学検査887名、血管造影1,798名です。CT装置2台をフル稼働することで、1日100名以上のCT検査の大半を緊急対応しています。平成22年4月より外傷全身CT加算の施設基準が取得可能となりました。令和4年度の外傷全身CTは349名、冠動脈CTは184名でした。
血管撮影室では、循環器医師による冠動脈形成術、腎臓内科医師による経皮的血管形成術、脳神経外科医師による脳血管内治療、放射線科医による肝癌領域の動脈塞栓術などの血管内治療(IVR)を多く行っています。
肝細胞癌治療例
- 肝細胞癌治療前にCTで腫瘍の大きさや栄養血管の発達を評価する。
- 経動脈性にカテーテルを挿入し、栄養血管の塞栓を行う。
- 現在では塞栓直後に血管撮影装置でCTと同等の画像を撮影/作成可能で、塞栓物質の貯留状況を把握できる。
腎動脈奇形
- 腎動静脈奇形による血尿の患者。治療前のCTで病変の形態など把握の上、血管塞栓術を施行。
- 塞栓物質を使用し、血流は消失。
- 血尿も消失し、治療効果は良好であった。