X線撮影
X線撮影とは?
X線を身体に照射し、通過したX線の量の差を利用し画像化する検査です。X線撮影では、胸部・腹部・四肢・頭部など体の様々な場所を撮影します。また、マンモグラフィ検査やパントモ撮影(歯科撮影)、骨塩定量検査なども行っています。
主な検査内容
一般撮影
胸部撮影では肺炎などの胸部疾患の有無や心臓の大きさなどを知ることができ、腹部撮影では腸のガスの有無や腹部臓器の様子、胆石、尿管結石などを調べることができます。その他に、脊椎や四肢撮影では骨折や脱臼を調べることができます。
検査する部位や目的によっては多方向から数回撮影することがあり、様々な体位で検査を行います。また、当院では従来の装置より少ないX線で高精細な画像を撮影することができるFPD(フラットパネルディテクタ)装置を導入しております。これにより、被ばく線量を最小限に抑えながら、鮮明で診断により有用な撮影が可能です。
検査時間は撮影部位によって異なりますが、5~20分程度です。
検査する部位や目的によっては多方向から数回撮影することがあり、様々な体位で検査を行います。また、当院では従来の装置より少ないX線で高精細な画像を撮影することができるFPD(フラットパネルディテクタ)装置を導入しております。これにより、被ばく線量を最小限に抑えながら、鮮明で診断により有用な撮影が可能です。
検査時間は撮影部位によって異なりますが、5~20分程度です。
マンモグラフィ検査
マンモグラフィ検査は乳房X線撮影とも呼ばれ、触診でもわからない小さな腫瘍や微細な石灰化を描出することができるため、早期の乳がんを発見することができます。病変をよりわかりやすく描出するために、乳房を均一の厚さに圧迫して撮影します。
従来のマンモグラフィでは平面的な画像しか撮影できませんでしたが、当院では乳腺内に隠れて発見しにくい病変を薄い断面で撮影できる最新のトモシンセシス撮影が可能な装置を導入し、より高精度な検査が可能となりました。
当院では患者様に安心して検査を受けていただくため、検査は女性技師が担当します。検査時間は20分程度です。
パントモ撮影
パントモ撮影は、主に歯全体の様子や顎関節、上下顎骨の状態を把握する目的で行います。装置が頭の周りを1周しながら撮影するため、撮影中は動かないようにしていただきます。
当院の装置は、通常パントモ撮影に加えて、1回の撮影で多断面の画像を撮影できるトモシンセシス撮影や、歯科矯正の際の骨格、歯列の状態を調べることができるセファロ撮影が可能です。検査時間は5分程度です。
当院の装置は、通常パントモ撮影に加えて、1回の撮影で多断面の画像を撮影できるトモシンセシス撮影や、歯科矯正の際の骨格、歯列の状態を調べることができるセファロ撮影が可能です。検査時間は5分程度です。
骨塩定量検査
X線を用いて腰椎や大腿骨頚部または前腕の骨の骨密度を測定する事により、骨粗鬆症等の診断を行います。また当院では全身用X線骨密度測定装置を導入し、従来では撮影できなかった全身各部位の骨密度と共に、体組成計測(脂肪量、非脂肪量、骨量、筋肉量)が可能となりました。全身のスキャンによって取得できるデータは、糖尿病や心臓病の原因の一つであるメタボリック症候群のモニタリングにも活用されています。
検査は仰向け(全身、腰椎・大腿骨の場合)や座位(前腕の場合)にて行い、検査時間は20分程度かかります。
検査は仰向け(全身、腰椎・大腿骨の場合)や座位(前腕の場合)にて行い、検査時間は20分程度かかります。
注意事項
- 撮影時には、ボタンや金具のついた衣服、アクセサリー、シップ、カイロ、エレキバンなど診断の障害になるものは、はずしていただく必要があります。また、撮影部位によって脱衣や検査衣に着替えていただくことがあります。
- 検査内容、撮影室の状況により検査順が前後する場合があります。
診療放射線技師の役割
一般撮影における診療放射線技師の役割は、患者様の病気診断に有効な最良の画像を各診療科に提供することです。患者様にとって苦痛の少ない体位(位置合わせ)での撮影を行い、検査目的にあった適切な画像処理を決定し、X線画像を作成しています。
また、被ばくが最小限に収まるように撮影条件を決定し、撮影を行っています。
ご不明な点がありましたら、スタッフにお気軽にお声掛けください。
また、被ばくが最小限に収まるように撮影条件を決定し、撮影を行っています。
ご不明な点がありましたら、スタッフにお気軽にお声掛けください。