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東日本大震災におけるDMAT活動

平成23年3月11日14時46分に発災した東日本大震災において、宮城県・福島県の両県からDMAT派遣要請が行われました。厚生労働省医政局DMAT事務局は、全国のDMAT隊に向け11日午後3時51分に出動待機要請を行い、12日午前4時10分に九州DMATへ福岡空港参集を指示しました。
当院のDMATチーム(原田正公、北川貴章、山田晃七郎、秦幸一、西本辰徳)は、11日20時に当院を出発し、22時には福岡に待機していましたので、集合時刻に福岡空港に参集することができました。 その後、福岡空港発の自衛隊固定翼機に乗り込み、航空自衛隊百里基地(茨城県)を経由し、自衛隊ヘリで陸上自衛隊霞目駐屯地(宮城県)に入りました。
また高橋毅(統括DMAT)は、DMAT事務局の依頼を受け、福岡空港に待機しつつ、九州各地から参集したDMAT合計24チーム(119名)を自衛隊固定翼機3機で被災地へ送り出し、追加招集されたDMAT7チームとともに広域医療搬送による患者受入のための臨時医療施設SCU(Staging Care Unit)を航空自衛隊春日基地内に立ち上げました。

東日本大震災における国立病院機構の活動

医療チーム 派遣チーム数
(のべ)
派遣人員
(のべ)
派遣NHO病院数 派遣先
DMAT 35班 約160名 21 岩手県
宮城県
福島県
茨城県
NHO医療班
(放射線スクリーニング班含)
156班 約710名 77 岩手県
宮城県
福島県
こころのケアチーム 106班 約390名 10 岩手県
宮城県
福島県
上記以外の医師、看護師など   約460名 77 岩手県
宮城県
福島県
茨城県
合計   約1710名 122