本校は昭和19年に熊本陸軍病院に附属した看護婦養成所として開設されました。令和6年4月に第78期生が入学し、令和6年3月までの卒業生は2941名となり、歴史と伝統のある学校です。
「自主 責任秩序 融和」の教育理念のもと看護師として必要な知識・技術・態度を身につけ、独立行政法人国立病院機構及び社会に貢献し得る有能な人材を育成することを目的としています。主な実習施設は母体病院である熊本医療センターになります。最新の医療・看護の中で実習を行うことができ、医療スタッフが講義も担っています。また、母体病院だけでなく、近隣の保健医療福祉施設にもご協力を得て充実した実習環境を確保しています。
看護学校ではピアティーチングを取り入れており、各学年の垣根を越えて学び合うことができ、知識、技術を身につけることや豊かな人間性を育むことにつながっています。このような学びを支援する看護教員もよりよい教育ができるように自己研鑽を行い、学生の学びを支援していきます。専門職業人として、自ら学び続け、看護実践力を高めることができるように質の高い教育を実践していきたいと考えています。
本校で看護師となる夢を実現するために一緒に学んでいきましょう。
これは教育理念とともに掲げている本校の3つの精神です。
この3つの精神を、時代がかわっても看護職者の基盤となる姿勢として受け継いでいます。
本校は、前々身の熊本陸軍第一病院の陸軍看護婦養成所として発足し、昭和20年国立病院の発足とともに附属看護学校となりました。その後、国立病院は2004(平成16)年4月に母体病院の名称変更に伴い、現在の独立行政法人国立病院機構熊本医療センター附属看護学校となりました。陸軍看護婦養成所から始まった本校ですが、1976年に専修学校となり、1995年専門士と称することができる看護専門課程としても認可を受けています。
また、この間、校舎も新築移転を繰り返し、2004(平成16)年10月31日竣工した3つ目の校舎が今の校舎になります。この校舎はIT社会に対応できるようIT関連の機器をふんだんに取り入れた教室や、学生ラウンジやロッカー室など学生生活を支援する施設も整備したものとなっています。現在は当たり前とおもわれるかもしれませんが、当時としては画期的だったと言えます。
その時代の社会情勢に伴い、医療看護に求められるものは変化し、看護職全体あるいは看護師一人ひとりが抱える課題は様々に変化します。この変化に耐え、社会に貢献できる看護職となるために、自ら課題を発見し、専門職業人としてのモラルを身につけ、人を尊重し相手の立場に立って行動できるよう看護学生を育成しています。
創立から70年を経て卒業生は、熊本をはじめ、県内外はもとより海外を含めて、様々な看護活動の場あるいは看護の教育者として広く活躍しています。
区分 | 科目名 | 単位数 | 時間数 | |
---|---|---|---|---|
基礎分野 | 科学的思考の 基礎 |
人間工学 | 1 | 30 |
情報科学 | 1 | 30 | ||
文学 | 1 | 30 | ||
人間と社会 社会の理解 |
生活科学 | 1 | 30 | |
健康と癒し | 1 | 30 | ||
英語講読 | 1 | 30 | ||
人間関係論 | 2 | 45 | ||
社会学 | 1 | 30 | ||
心理学 | 1 | 30 | ||
生命倫理 | 1 | 30 | ||
教育学 | 1 | 15 | ||
哲学 | 1 | 30 | ||
英会話 | 1 | 30 | ||
小計 | 14 | 390 |
区分 | 科目名 | 単位数 | 時間数 | |
---|---|---|---|---|
専門基礎分野 | 人体の構造と 機能 |
解剖生理学 | 2 | 60 |
看護形態機能学 | 1 | 30 | ||
生化学 | 1 | 15 | ||
疾病の成り立ちと 回復の促進 |
病理学 | 1 | 15 | |
微生物学 | 1 | 30 | ||
薬理学 | 1 | 30 | ||
臨床薬理学 | 1 | 15 | ||
疾病論Ⅰ | 1 | 30 | ||
疾病論Ⅱ | 1 | 30 | ||
疾病論Ⅲ | 1 | 30 | ||
疾病論Ⅳ | 1 | 30 | ||
疾病論Ⅴ | 1 | 30 | ||
治療論 | 1 | 30 | ||
生活とリハビリテーション | 1 | 30 | ||
栄養学 | 1 | 30 | ||
健康支援と 社会福祉制度 |
現代医療と看護 | 1 | 15 | |
公衆衛生学 | 1 | 30 | ||
社会福祉 | 2 | 30 | ||
生活者の健康を守る法と施策 | 1 | 15 | ||
関係法規 | 1 | 15 | ||
小計 | 22 | 540 |
区分 | 科目名 | 単位数 | 時間数 | |
---|---|---|---|---|
専門分野 | 基礎看護学 | 看護学概論 | 1 | 30 |
基礎看護技術 | 1 | 30 | ||
フィジカルアセスメント | 1 | 30 | ||
日常生活援助技術Ⅰ | 1 | 30 | ||
日常生活援助技術Ⅱ | 1 | 30 | ||
日常生活援助技術Ⅲ | 1 | 30 | ||
診療の補助技術Ⅰ | 1 | 30 | ||
診療の補助技術Ⅱ | 1 | 15 | ||
看護過程展開技術 | 1 | 30 | ||
看護倫理 | 1 | 15 | ||
看護研究 | 1 | 30 | ||
地域・在宅看護論 | 地域のくらしを支える看護Ⅰ | 1 | 15 | |
地域のくらしを支える看護Ⅱ | 1 | 30 | ||
家族看護学 | 1 | 15 | ||
在宅看護概論 | 1 | 30 | ||
在宅看護援助論Ⅰ | 1 | 30 | ||
在宅看護援助論Ⅱ | 1 | 30 | ||
成人看護学 | 成人看護学概論 | 1 | 30 | |
成人看護援助論Ⅰ | 1 | 30 | ||
成人看護援助論Ⅱ | 1 | 30 | ||
成人看護援助論Ⅲ | 1 | 30 | ||
老年看護学 | 老年看護学概論 | 1 | 30 | |
老年看護学援助論 | 1 | 30 | ||
領域横断科目 (成人看護学・老年看護学) |
周手術期看護援助論 | 1 | 30 | |
終末期看護援助論 | 1 | 30 | ||
健康支援援助論Ⅰ | 1 | 30 | ||
健康支援援助論Ⅱ | 1 | 30 | ||
小児看護学 | 小児看護学概論 | 1 | 30 | |
小児看護援助論Ⅰ | 1 | 30 | ||
小児看護援助論Ⅱ | 1 | 30 | ||
小児看護技術 | 1 | 15 | ||
母性看護学 | 母性看護学概論 | 1 | 30 | |
母性看護学援助論Ⅰ | 1 | 30 | ||
母性看護学援助論Ⅱ | 1 | 15 | ||
母性看護援助論Ⅲ | 1 | 30 | ||
精神看護学 | 精神看護学概論 | 1 | 30 | |
精神看護援助論Ⅰ | 1 | 30 | ||
精神看護援助論Ⅱ | 1 | 30 | ||
精神看護援助論Ⅲ | 1 | 15 | ||
看護の統合と実践 | 医療安全 | 1 | 15 | |
看護管理学 | 1 | 30 | ||
災害看護・国際看護 | 1 | 30 | ||
看護統合援助 | 1 | 30 | ||
小計 | 44 | 1200 |
区分 | 科目名 | 単位数 | 時間数 | |
---|---|---|---|---|
臨地実習 | 専門分野 | 基礎看護援助技術実習 | 1 | 30 |
日常生活援助技術実習 | 1 | 45 | ||
看護過程展開技術実習 | 2 | 60 | ||
健康とくらしを支える看護実習 | 1 | 30 | ||
在宅看護論実習 | 2 | 90 | ||
成人看護学実習(クリティカルケア) | 2 | 90 | ||
老年看護学実習(健康支援) | 2 | 90 | ||
周手術期看護学実習 | 2 | 90 | ||
終末期看護実習 | 2 | 90 | ||
小児看護学実習 | 2 | 90 | ||
母性看護学実習 | 2 | 90 | ||
精神看護学実習 | 2 | 90 | ||
看護統合実習Ⅰ | 1 | 30 | ||
看護統合実習Ⅱ | 2 | 90 | ||
小計 | 24 | 1005 |
合計 | 103 | 3105 |