国立病院機構熊本医療センター附属看護学校は、昭和20年の創立から今年度で創立76年を迎えました。その間、総計約3100名の看護師を養成しました。この歴史と伝統が受け継がれてきたのも、同窓会をはじめ講師の先生方、実習施設関係者や地域住民の皆さまのご支援があってのことと厚く御礼申し上げます。
近年、医療における看護師の役割は多様化し拡大しつつありますが、一方では認定看護師、専門看護師、特定看護師のように、専門的な知識と技術も要求されます。
本校では、そのような時代のニーズに合った看護が実践できる看護師の育成を心がけています。そして心やさしい感性を育むことができるような環境も整えております。
来年はいよいよ創立80周年を迎えます。今後もさらに優秀な人材を輩出するとともに、同窓会と一致団結し、節目の年へ向けて盛り上げていきたいと思っております。
熊本市の交通の中枢であるサクラマチくまもと(元の通称交通センター)は「くまもと森と緑の博覧会」開催中です。中心街は全長180メートルの花壇等が造られ、色とりどりの花が咲き華やかさを増しています。また、熊本城界隈はあっという間にソメイヨシノの淡い桜色から楠の鮮やかな緑色に変わってしまいました。天守閣も改修が終わり、勇壮な姿で市民や訪れる人々を勇気づけているようにみえます。長塀どおりの馬具櫓の工事も始まりました。
熊本医療センター附属看護学校の同門の皆様、いかがお過ごしでしょうか。セカンドライフを楽しんでいらっしゃる方、熊本医療センターをはじめ多くの施設や地域において現役で頑張っていらっしゃる方など各々ご自分の道を有意義に過ごされていらっしゃることと存じます。しかし、新型コロナ感染症はいまだ収束せず、熊本でも第7波の声が聞かれるほどに感染者が高止まりしています。残念ながら創立75周年記念式典の開催もかなわず、皆様も心残りだったのではないでしょうか。
去る4月7日、同窓会を代表して「第76期生 入学式」に参加させていただきました。新型コロナ感染症のために規模を縮小しての式典でしたが、45名(定員40名)の新入生が誇らしげな表情で入場し、代表の学生が看護師になるべく宣誓をする姿に頼もしさを感じた次第です。学校職員、病院職員をはじめ地域の方々が来賓として参加され、看護学校が多くの方から支援を受けていると実感いたしました。このまま、看護学校として永く継続することを祈るばかりです(ちなみに国立病院機構附属看護学校は最終的に3校になるようです)。
さて、例年開催しているクラス委員が一堂に会しての同窓会総会を5月に控え、役員一同準備を行っています。新型コロナ感染症によってここ2年は中止を余儀なくされていますので無事に開催できることを願っているところです。同窓会としましては、80周年に向けて看護学校と協働し少しずつ準備を進めていかなくてはと考えております。皆様にもいろいろとお願いすることになろうかと思いますが、ご協力・ご支援の程をよろしくお願いいたします。
まだまだ自粛生活は続くかとは思いますが、たまには看護学校の姿を見に足をのばされませんか。
修築後の熊本城天守閣
サクラマチくまもと前花壇
サクラマチくまもと前花壇
長塀通 馬具櫓前