EDUCATION学生の状況

卒業後の進路

進学

学校名 2021年度 2022年度 2023年度
熊本大学養護教諭特別別科 1
岡山大学養護教諭特別別科 1
高知大学医学部看護学科 1
京都医療センター附属京都看護助産学校(助産学科) 1
遠賀中央看護助産学校助産学科 1
大分大学医学部看護学科 1

就職

施設名 2021年度 2022年度 2023年度
熊本県内 国立病院機構 熊本医療センター 26 29 30
熊本再春医療センター 1 4
熊本南病院 1
熊本市民病院 1
福田病院 1 1 1
JCHO人吉医療センター 1
桜十字病院 2
九州内 国立病院機構 九州医療センター 2 1
小倉医療センター 1
宮崎東病院 1
大牟田病院 1
鹿児島大学病院 1
JCHO諫早総合病院 1
九州外 国立病院機構 東京医療センター 1 3
横浜医療センター 1
大阪医療センター 1
名古屋医療センター 1
京都医療センター 1
国立循環器病研究センター 1
国立成育医療研究センター 1 1

在校生の声

林田
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林田さん1年生

1年生では看護の基礎となる知識や技術を学んでいきます。解剖生理学や微生物学、看護学概論など今まで学んだことのない専門的な学習に加え、新しい環境となり慣れないことばかりです。しかし、学校の設備は実習室や情報科学室、図書室など整っており、シミュレータや電子テキストなどICTを活用した楽しく面白い講義を受けることができています。また、スポーツ大会やピアティーチングなど学年を超えた交流や学び合いの機会があり、毎日楽しく学校生活を送っています。優しい先生方や先輩方がサポートしてくださり、クラスメイトとはお互いに助け合いながら学習に励むことができています。私は、患者様やそのご家族に寄り添える看護師になるために日々頑張っています。皆さんも私たちと一緒に看護の道に進んでみませんか。

府内
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府内さん2年生

2年生では、1年生で学んだ基礎的な知識や技術をもとに専門的な学習を行っています。授業では、グループワーク活動を行い新たな知識や考え方に気づくための頭づくりを行うとともに、看護について自分自身で導き出した考えを相手にわかりやすく伝える力を身につけることができます。また、学生生活では他学年との交流もたくさんあります。ピアティーチングでは、私たち2年生が学んだ看護技術を1年生に根拠を持って演習する場やスポーツ大会では1~3学年がクラス対抗で競技し交流を深めるための行事もあり学年の枠を超えた共に協力することの大切さを学ぶことができます。クラスでは交流も深まり、同じ目標を持っている仲間と共に日々切磋琢磨しながら学習を頑張っています。皆さんも一緒に看護師を目指してみませんか。

甲斐
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甲斐さん3年生

3年生では、1・2年生で学習した基礎・専門科目をもとに、様々な領域の実習があります。実習は隣接している熊本医療センターで行われ、病棟には、卒業生が多く学生が学びやすい環境が整えられています。また、救命救急センターをはじめとした34の診療科があり、幅広い医療の知識を学ぶことができることも魅力です。学内では、模試や解説学習、小論文・面接の練習を行い、国家試験や就職試験対策に取り組んでいます。同じ目標を持つ仲間と支え合って、日々頑張っています。学業だけでなく、スポーツ大会や学校祭など学校行事も充実しているため、学生全体の仲が深まり、毎日の学校生活がとても楽しいです。私は、学校生活を通し、確かな知識と技術を持ち、患者さんの思いに寄り添えるような看護師になりたいと思っています。皆さんも、私たちと一緒に本校で充実した生活を送りながら、看護の道に進んでみませんか

卒業生の声

深山 美香

看護学校を卒業し、現在は副看護師長、透析看護認定看護師として活動をしています。認定看護師とは、特定の分野において高い専門性を発揮し、質の高い看護を行うスペシャリストです。私は、腎不全の患者さんがその人らしく豊かな人生を送れるよう、多職種と力を合わせて看護を提供しています。資格を取ることでスキルが増し、活動範囲も広がります。当院は、なりたい自分に近づくためのキャリアアップ支援にも力を入れていますので、ぜひ一緒に働きましょう。

上山 幹太

看護学校を卒業し5年経ちましたが、今でも看護学校で学んだ看護の基礎が大切であると感じています。看護学校での実習は辛い事もありましたが、実習担当の看護師さんにたくさんの事を教えていただき、その学びが今でも活きています。また、看護学校の同期とは強い絆ができ、今でも心の支えです。僕は循環器内科で働いていますが、心筋梗塞や心不全などで入院された患者さんが元気に退院できるように看護を頑張っています。日々進歩する医療の中で勉学に励み、質の高い医療や看護が提供できるように働いています。

宮崎 成加

看護学校での3年間は実習や勉強で大変なこともありましたが、先生方や仲間のサポートによりたくさんの経験ができ、かけがえのない時間でした。卒業後もその経験や仲間は私の心の支えとなっています。看護師となり5年目になりますが、何かあっても1人で悩むのではなく、病院スタッフに相談し助けてもらいながら、日々の看護を行うことができています。今後も日々学びながら成長できるように頑張っていきたいと思います。

地域で活躍する卒業生

地域医療に魅力を感じ、看護師として誇りをもって働き続ける

医療法人杏章会 矢部広域病院 総看護師長
第51期生 赤星 紀代(旧姓山本)

 貴校卒業生の赤星と申します。卒業後、熊本中央病院の循環器内科と心臓血管外科の混合病棟で勤務ました。その後、結婚・出産を機に、山都町に移り住み、微力ながらも、地域医療に貢献できるように、地元の矢部広域病院へ再就職しました。病棟や外来で看護師をしながら、DMAT隊員や災害支援ナースとしても活動し、熊本地震や人吉球磨豪雨災害時にも派遣していただきました。また、認知症対応推進看護師(くまもとオレンジナース)として、認知症対応力向上のために、職員の教育などにも携わっています。高齢者の多い地域で、骨折や認知症、慢性疾患など、複数の疾患を持った患者が多く、看護ケアには多様なスキルが必要です。その為、職員の継続教育体制の構築にも取り組んでいます。今は総看護師長として、病院の組織運営や看護管理に従事し、自分の強みを生かし、看護師として責任と誇りをもって働き続けられることに、喜びとやりがいを感じています。近年、看護師の働く場所は多岐にわたり、色々な場で看護師の活躍を耳にします。皆さんも自分自身を見つめ、自信をもって自分の強みを生かせる場所を見つけ、看護師として誇りをもって、働き続けてほしいと願います。皆さんのご活躍を祈念しております。

矢部広域病院 ホームページ:https://yabekouiki.or.jp/

国立病院機構 熊本南病院 看護部長
認定看護管理者
第39期生 井上範子

 本校の卒業生の井上と申します。
 私は、看護学校卒業後進学し、助産師として関東の病院で社会人1年目をスタートしました。その後、熊本に戻り、国立熊本病院(現 熊本医療センター)に就職し、現在のような急性期病院へと変わっていくなかで、様々な経験をさせていただきました。
 その後、看護師長への昇任を機に、福岡、熊本、宮崎と6回の転勤をしました。国立病院機構は、それぞれの病院で果たす役割や機能が違います。私は、急性期医療の他に、周産期センターや重度心身障害児(者)病棟、神経筋疾患センターなどがある病院で勤務しました。色々な疾患や障がいを持つ患者さまの看護は、急性期では経験しなかった困難さもありましたが、やりがいも大きく、転勤は大変でしたが看護の奥深さや楽しさを感じるものとなりました。さらに、転勤先では様々な人との出会いもあり、それも私の大きな財産です。
 また、私は今まで教育委員や教育担当師長など、職員の研修、教育に携わる機会を多くいただいてきました。研修などを通して職員が成長し、生き生きと患者さまと関わる姿を見ることはとても嬉しいことです。現在は、熊本県宇城市にある国立病院機構熊本南病院の看護部長として勤務しています。院外の会議や研修などで、本校の卒業生に会うことも珍しくありません。それも、歴史ある本校の卒業生ならではだと思っています。
 今は、看護師が活躍できる場がどんどん拡大しています。自分がどのような看護がしたいのか、看護学校の3年間で様々な経験を積み視野を拡げ、しっかりと考えることができる学校だと思っています。多くの看護を目指す仲間が増えることを願っています。

国立病院機構熊本南病院 ホームページ:https://kumamotominami.hosp.go.jp/

日本赤十字九州国際看護大学 学長
第30期生 池松裕子

 わたしは1979年に本校を卒業後、神戸市立中央市民病院(現・神戸市立医療センター中央市民病院)に就職しました。最初の2年間は整形外科・皮膚科病棟だったのですが、その後、集中治療部(ICU、CCU)へと異動になりました。わたしが在学していた頃の国立熊本病院(当時)には、ICUもCCUもなく、心臓外科も脳外科もなかったので、見るもの聞くものすべてが初めてで、わたしにとっては恐怖の毎日でした。
 ICUには、新生児から超高齢者までの、あらゆる診療科の患者さんが入室します。どんな病気あるいは手術の患者さんを受け持つか、出勤するまでわかりませんので、初めて受け持つときには、とにかく先輩から言われた通りのことをやって一日過ごし、帰宅してからその疾患や病気の勉強をする、という毎日でした。夜勤明けや夜勤入りの日も2時間くらいは勉強していたと思います。その甲斐あって、次第に多少の自信をもって看護できるようになってきたのですが、こんな大変な思いをするのなら、もう少し基礎看護教育でICUの看護について教えてはどうかと思い始めました。そこで、ICU看護の教育ができるようになるために、まず教育について神奈川県立看護教育大学校で学び、その後アメリカに留学してICUでの看護、すなわちクリティカルケア看護を大学院で学びました。帰国してはじめて大学の教壇に立ち「クリティカルケア看護」の授業をした時の感動は今も覚えています。
 それから大学教員としての道を歩み、栃木、山梨、愛知を経て、2024年4月に日本赤十字九州国際看護大学の学長に就任しました。これまでの臨床経験・留学経験・教育経験を生かして、よりよい大学運営を目指していこうと思っているところです。
 看護学校在学中はこのような立場になるとは夢にも思っていませんでしたが、そのときそのときに問題意識を持ち、長期のビジョンをもちつつ、目の前のことに懸命に取り組んできたことが今につながっているのではないかと思います。若いころの経験は何一つ無駄にはなりません。学生さんには、どうぞ様々なことに興味をもって自分を磨いていっていただきたいと思います。

日本赤十字九州国際看護大学 ホームページ:https://yabekouiki.or.jp/