開放型病院と共同指導
共同指導
開放型病院登録医
当院は平成8年(1996年)5月、熊本市医師会との間で開放型病院協定を締結し、開放型病院として認定を受けました。当時、全国で4番目、国立病院では初めての事でした。開放型病院とは総合病院の施設や検査機器などを、地域の先生方(かかりつけ医)に開放した病院のことで、オープンシステムともよばれています。先進医療機器の共同利用や病院医師とかかりつけ医との共同診療が可能になり、患者様にとっても治療の継続性が実現できるシステムです。開放型病院に指定されるには幾つかの施設基準があり、その一つに病院の開設者と直接雇用関係にない20以上の診療所の医師の登録があることとされています。この登録医の先生方を開放型病院登録医と呼び、当院では令和5年8月時点で医科1329名907施設、歯科385名288施設の先生方に開放型病院登録医として登録をいただいています。その他、開放型病床を5床以上確保することも条件ですが、当院は110床が開放型病床です。
開放型病院である熊本医療センターでは、登録医が診察した患者様を紹介・入院させた場合、入院期間中に登録医が病院に赴き、その患者様に診察・指導等が行われた場合には、患者様1人1日につき1回の開放型病院共同指導料(1)(350点)が登録医の診療所で算定できます。また、当院入院患者に対して退院後の共同指導を行った場合も退院時共同指導料1(在宅療養支援診療所;1,500点、その他;900点)が入院1回に限り算定可能です。
開放型病院登録医になるには
開放型病院共同指導
開放型病院とは、病院の施設や機能を地域医療機関の医師にも開放し、当院の医師と共同して診療を行うものです。