卒後臨床研修このページを印刷する - 卒後臨床研修

教育研修部長からのメッセージ

教育研修部長写真

当院は、日本三大名城のひとつ熊本城の一画で市内の高台に位置し、平成21年10月に新築されました。通勤の度に、病院建物と調和する周囲の美しい景色、四季の映り変わりには心が和みます。

熊本医療センターはほぼ全診療科を網羅する34診療科よりなり、臨床・教育・研究を根幹とします。救急領域に関しては九州でも有数の救急車搬送受け入れ実績を持ち、病院を挙げて救急対応を行っています。癌診療においても血液癌をはじめ、多数の症例を治療しています。

研修センターでは医師の最新基礎公開講座や教授の特別講演、二の丸モーニングセミナーなど多数の研修会が企画開催され、医師のみならず各職種においても教育に力を注ぎます。臨床研究部による研究支援や教育体制も充実していますので、臨床研究に対する正しいアプローチを学ぶことでしょう。臨床研修プログラムとしては、従来の総合コースに加えて平成27年度からは新たにプライマリケアコースを準備しました。プライケアコースはプログラム名こそ異なりますが、熊本県下の基幹病院で歩調を合わせて開設したもので、地域医療に関連してプライマリケアを短期間内に習得するには魅力あるプログラムです。

まだ柔軟で伸び盛りの若い方々には、当病院の強みであるこの総合力を大いに利用し、指導者と元気にディスカッションされることを望みます。しかし、忘れてならないのは、技術習得の前に患者の立場に想いを馳せ、柔軟な、品格をもった、意志の強い医療人に育つことです。医師を目指した頃の原点を忘れないよう、素晴らしい医師生活が無事離陸出来るように、熊本医療センターは全力を挙げてバックアップします。

教育研修部長 瀧賢一郎

病院長からのメッセージ

病院長写真

医師としての長いキャリアの第一歩、それが研修医としての時期です。この貴重な期間は、医師として最も重要な成長の時期であり、どのように過ごすかがその後の医師人生を大きく左右します。2年間という限られた時間の中で、経験し学ぶべきことは数多く存在します。日常的疾患への対応や一次・二次救急の経験を積むとともに、最先端の医療に触れ、新しい知識を常に吸収する姿勢を持ち続けることが求められます。また、論理的思考力を磨き、患者さま一人ひとりに真摯に寄り添う姿勢を身につけることも重要です。皆さんが目指すべき理想の医師像や頼れる先輩たち、そして生涯の仲間となる同期たちとの出会いも、この研修期間には待っています。

私たち職員一同は、皆さんの一度しかない研修期間を、かけがえのない充実したものとなるよう全力でサポートいたします。

 

理念・基本方針

理念

医師としての人格と礼節を涵養し、臨床医として必要な知識・医療技術・基本的診療能力を身につけ、チーム医療の中で良質で安全な医療を実践できる医師の育成を目指します

基本方針

  • 良質で安全な医療を提供できる医師を育成します
  • 救急医療を中心に幅広い診療能力を持つ医師を育成します
  • 医療連携とチーム医療の重要性を理解できる医師を育成します
  • EBMを実践し、臨床研究を推進できる医師を育成します
  • 国際医療協力の視点を持った医師を育成します

臨床研修指定病院としての役割

当院は厚生労働省より指定を受けた「臨床研修指定病院」です。
臨床研修指定病院では、医学部を卒業し、医師免許を取得した医師が卒後2年間にわたり、基本的な手技、知識を身につけるために籍を置く、つまり経験を積み腕を磨く場を提供する病院です。

熊本医療センターの臨床研修

国立病院機構熊本医療センターは、基幹型臨床研修病院として2つの特長ある研修プログラムを有し、研修医を受け入れています。
また、協力型臨床研修病院として、熊本大学病院、国保水俣市立総合医療センター、公立玉名中央病院、国立病院機構鹿児島医療センターの研修医を受け入れています。