腫瘍内科 | 診療部門ご紹介 | 国立病院機構 熊本医療センター

腫瘍内科

腫瘍内科部長からのご挨拶


腫瘍内科部長
境 健爾

 すべてのがん種、すべての病期の治療やケアを専門的に行います。また、がん関連の委員会や部会を定期的に開催し、当院ががん診療連携拠点病院として、最先端の集学的治療を提供できるよう活動しています。現在では、腫瘍内科が組織する化学療法チ-ムが、院内すべての診療科の化学療法を把握することができるようになりました。オピオイドに関しましても、腫瘍内科が組織する緩和ケアチ-ムが、その使用状況を把握し、ケアのアドバイスを行っています。院内・院外の緩和ケア対象患者に対して、緊急に緩和ケア対応が可能な入院病床を絶えず2床確保しています。
 2020年3月がん拠点病院のモデルとなる「がん総合医療センタ-」を開設しました。それに内含するがん相談支援センタ-、化学療法センタ-および緩和ケアセンタ-へのスタッフ配備し終了し、現在それぞれの活動内容を確認しているところです。地域で完結するがん医療の向上を目標に、QOLを大切にした診療を目指します。


診療内容・特色

 2015年4月、すべてのがん種、すべての病期の治療やケアを専門的に行う診療科として腫瘍内科が発足しました。抗がん剤やオピオイドなどのがん薬物療法を専門的に管理するだけでなく、当院ががん診療連携拠点病院として、最先端の集学的治療を提供できるよう、がん関連の委員会や部会を立ち上げ、改革を進めてきました(図1)。現在では、腫瘍内科が組織する化学療法チ-ムが、院内すべての診療科の化学療法を把握することができるようになりました。オピオイドに関しましても、腫瘍内科が組織する緩和ケアチ-ムが、その使用状況を把握し、ケアのアドバイスを行っています。


図1.がん関連委員会および部会の2019年度行動計画

外来診療

腫瘍内科外来

境 健爾
三井 士和
境 健爾
榮 達智
境 健爾
礒部 博隆
境 健爾
三井 士和
境 健爾
榮 達智

緩和ケア外来

礒部 博隆 榮 達智 礒部 博隆 礒部 博隆 礒部 博隆

 

症例数・治療・成績 2019年度の実績

 腫瘍内科外来では、腫瘍内科で担当した患者は約850人でした。そのうち新患は361人であり、大腸がん105人、卵巣がん55人、子宮体がん35人、胃がん32人、子宮頸がん25人、原発不明がん23人、膵がん23人、肉腫19人、尿路上皮がん17人、乳がん12人。肺がん11人、その他94人とすべてのがん種を担当しました。

スタッフ紹介

職名/氏名・免許取得年度 専門医・所属学会など 専門分野

教育研修部長
腫瘍内科部長
サカイ ケンジ
境 健爾

昭和58年

  • 日本内科学会
  • 日本癌治療学会
  • 日本がん治療認定機構暫定教育医
  • 日本臨床腫瘍学会
  • 日本緩和医療学会暫定指導医
  • 熊本大学医学部臨床教授
  • 臨床腫瘍学
  • 緩和医療学
  • 血液学

腫瘍内科副部長
がん相談支援室長
化学療法室長
サカイ タツノリ
榮 達智

平成6年

  • 日本内科学会指導医・認定医
  • 日本血液学会専門医
  • 日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医・指導医
  • 日本癌治療学会
  • 日本緩和医療学会
  • 日本呼吸器学会
  • 血液内科
  • 造血幹細胞移植
  • 内科一般
  • 腫瘍内科
  • 緩和ケア

腫瘍内科副部長
緩和ケア室長
イソベ ヒロタカ
礒部 博隆

平成6年

  • 日本内科学会認定医
  • 日本緩和医療学会
  • 一般内科
  • 緩和医療

腫瘍内科医長
血液内科医師
ミツイ ノリカズ
三井 士和

平成21年

  • 日本内科学会指導医・認定医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本血液学会専門医
  • 日本造血細胞移植学会
  • 日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医
  • 血液内科
  • 造血幹細胞移植
  • 内科一般
  • 腫瘍内科
  • 緩和ケア

  • 部長
    境 健爾

    すべてのがんに
    対応します

  • 副部長
    榮 達智

    血液がん、肺がん、
    消化器がんを中心に
    すべてにがんに
    対応します。

  • 副部長
    磯部 博隆

    緩和ケア、
    がん診療連携を
    中心にすべての
    がんに対応します。

  • 医長
    三井 士和

    婦人科がん、
    消化器がん、血液がん
    を中心にすべてのがんに
    対応します。


今後の目標・展望

 2020年3月「がん総合医療センタ-(Comprehensive Cancer Center)」が新棟5階に開設されました(図1)。


図1. がん総合医療センタ-


 がん診療に関連する診療科から多くの医師の協力のもと、熊本県のがん診療の向上・発展を目標に、活動が開始されました(図2)。


図2. 組織(Organization)


 新棟5階の広いフロアを使用し、受付、待合いフロア、情報コ-ナ-を設備し、診察室5室、相談室2室、で医師、看護師、薬剤師、相談員、管理栄養士など様々なスタッフが診察・相談に使用します(図3)。化学療法ゼンタ-には中央に最新の安全キャビネット2台を設備した調剤室を配置し、その周りに、ベッド(個室)9床、リクライニングチェア9台を設備しました。広い空間で治療が行われ、安全でプライバシ-の保てる質の高い治療が可能になりました。


図3.「がん総合医療センタ-」 (2020年3月開設)


 がん総合医療センタ-の主な診療活動は、①質の高いがん相談支援・情報提供・医療連携、②チームによる専門的緩和ケアの提供、③最新かつ標準的化学療法の安全な提供です(図4)。


図4. 3つの実行センタ-(3 Execution Centers)


 がん総合医療センタ-で対応を必要とする患者さんや家族のニ-ズは様々です(図5)。 3つのセンタ-が協働して、最良のチーム医療が提供できるように努めています。


図5. センタ-が対応する様々なニ-ズ(Various Needs of the Center)


 病院全体のがん診療の更なる充実を目指して、外来・入院を問わず、正確な診断や最新で最良な治療提供が可能となるように、定期的なCancer Boardに加えて、臨時Cancer Boardを頻回開催しています(図6)。各科を受診される患者さんの多くは、がん薬物療法を中心に、がん総合医療センタ-で把握され、管理されています(図7) 。

新たながん医療体制の構築(地域で完結する集学的治療)

図6. 新たながん診療体制の構築①



図7. 新たながん診療体制の構築②


 熊本県全体のがん診療の充実を目指して、熊本県にある地域のがん拠点病院とCancer Boardや緩和ケアを中心に、連携を強化する活動を開始しました(図8)。


図8. 新たながん診療体制の構築③-1


2018年から阿蘇医療センタ-と定期的にCancer Boardや緩和ケアカンファランスを行っています(図9)。2019年からは人吉医療センタ-とも同じ活動を開始しました。今後、山鹿市民医療センタ-、くまもと県北病院、天草中央総合病院などとの連携活動も計画中です。


図9. 新たながん診療体制の構築③-2


 お問い合わせは

がん拠点病院運営委員会
腫瘍内科部長
境 健爾(内線5540)


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